Braveウォレットでメタマスクを使うやり方【スマホOK】

Braveブラウザには、仮想通貨やNFTを保管しておく「ネット上のお財布」、Braveウォレットがあります。

しかし、仮想通貨やNFTをさわる多くの人にとって、ウォレットの定番といえば「メタマスク」ではないでしょうか？

じつは、Braveウォレットはメタマスクのインポートが可能です。

送金やNFTの表示、OpenSeaと連携など、今までどおりにメタマスクの機能が使えるんですよ！

このページでは以下について解説しています。

ウォレットの資産を守るために欠かせないハードウェアウォレット、レジャーナノの使い方もあわせて解説しますね。

この記事を読めば、簡単な3分の作業でBraveウォレットでメタマスクが使えるようになりますよ！

>>> Braveブラウザの使い方・初期設定のやり方

Braveウォレットとはブラウザ内蔵型ウォレットのこと

「ウォレット」とは、ネット上で仮想通貨やNFTを入れておく、お財布のようなもの。

Braveブラウザには、標準でBraveウォレットという機能が内蔵されています。

Braveウォレットでできること

Braveウォレットでできることは次のとおり。

メタマスクとの違い

ウォレットといえば、よく使われるのはMetaMask(メタマスク)ですよね。

メタマスクとBraveウォレットの大きな違いは、次のとおりです。

メタマスクは、ブラウザに拡張機能としてインストールして使います。

拡張機能は便利な一方、アカウントのなりすましや盗難などのセキュリティリスクの問題がありました。

これに対しBraveウォレットは、業界初となるブラウザ内蔵型のウォレット。

拡張機能を入れる必要がないので、なりすましやフィッシング詐欺などのリスクを抑えられます。

【PC版】Braveウォレットにメタマスクをインポートするやり方

パソコン版のBraveウォレットに、メタマスクをインポートするやり方を見ていきましょう。

①：BraveブラウザをDL&インストールする

まずはBraveブラウザをダウンロード・インストールしてください。

くわしい手順は、次の記事で解説していますよ！

>>> Braveブラウザの使い方・初期設定のやり方

②：Braveウォレットを作成する

Braveのインストールまで終わったら、ホーム画面右下の歯車マークをクリック→【設定】画面に飛びます。

上部タブの右端【ウォレット】をクリック。

【新しいウォレットを作成する】→パスワードを作成・入力し【Next】で進んでください。

リカバリーフレーズの設定をする前の注意書きが表示されます。

確認したら【閉じる】→クリックしてリカバリーフレーズ(12の単語)を表示させ、メモしましょう。

リカバリーフレーズの確認画面になるので、指示通りにすすめてください。

【おめでとうございます】の画面が出れば完了です！

③：メタマスクをインポートする

つづいて、メタマスクをインポートしていきます。

まずは拡張機能からメタマスクをひらき、秘密鍵をコピーする作業です。

右上の【︙】→【アカウントの詳細】→【秘密鍵のエクスポート】と進みます。

秘密鍵(英数字の文字列)が表示されるので、クリックしてコピーしましょう。

リカバリーフレーズ同様、秘密鍵も流出しないように注意してください！

Braveウォレットに戻り【アカウント】→【追加】→【Ethereum(追加)】と進みます。

以下のように入力し【追加】で完了です。

【スマホ版】Braveウォレットにメタマスクをインポートするやり方

つぎに、スマホ版のBraveウォレットにメタマスクをインポートするやり方を見ていきましょう。

①：BraveブラウザをDL&インストールする

まずはBraveブラウザをダウンロード・インストールしてください。

くわしい手順は、次の記事で解説していますよ！

>>> スマホでBraveを使う方法・設定方法を解説【iPhone版】

②：Braveウォレットを作成する

スマホでBraveをひらき、右下の【…】→【ウォレット】をタップ。

【始める】→ロック解除方法は任意で設定。

パスワードを設定し、チェックをオンにして【続ける】をタップです。

12の英単語が表示されるのでメモしましょう。

【続ける】→認証のため正しい順番に並べていき、最後に【認証】で完了です。

③：メタマスクをインポートする

つづいて、メタマスクをインポートしていきます。

メタマスクのアプリをひらき、秘密鍵をコピーする作業からです。

左上の【≡】→【設定】と進みましょう。

【セキュリティとプライバシー】→【秘密鍵を表示】と進みます。

メタマスクのパスワードを入力し【次へ】→【長押しして秘密鍵を表示】し、コピーしましょう。

リカバリーフレーズ同様、秘密鍵も流出しないように注意してください！

Braveウォレットにもどり【アカウント】→右上の【＋】→【イーサリアム】と進みます。

アカウント名は「メタマスク」などにし、下にさきほどコピーした秘密鍵を貼り付けます。

右上【追加する】で、メタマスクのインポートができました！

Braveウォレットでレジャーナノを使うやり方

NFTをハードウェアウォレットに保管している、という人も多いはず。

ここでは、ハードウェアウォレット・レジャーナノをインポートするやり方を紹介しますね。

>>> レジャーナノの使い方を見てみる

レジャーナノをインポートするやり方

Braveウォレットの【アカウント】→【ハードウェアウォレットからインポート】をクリックし、①デバイスを選択します。

②レジャーナノをPCにつなぎ、ロックを解除したら③接続しましょう。

【Ethereum(接続)】→デバイスの機種名が表示されたら【接続】です。

レジャーナノのアカウントが出るのでチェックを入れ【チェック済みアカウントを追加】します。

これで、「Ledger」がアカウントに追加できました！

Braveウォレットの使い方

ここでは、Braveウォレットの具体的な使い方を見ていきましょう。

ホーム画面の見方

Braveウォレットでは、以下の情報が見られます。

(上段)カテゴリ	内容
ポートフォリオ	資産の一覧
市場	リアルタイムの暗号資産の価格・チャート
NFT	保有しているNFT一覧
アカウント	アカウント一覧
取引	これまでの取引一覧

また、次の作業もウォレットから行えますよ。

(サイドメニュー)機能	内容
購入する	暗号資産の購入
送信	暗号資産やNFTの送信
スワップ	暗号資産の交換
振り込み	入金する

OpenSeaと連携する

実際にOpenSeaにログイン(連携)してみましょう。

【ウォレットを接続】を押すとBraveウォレットに接続され、アカウントが選択できるので【メタマスク】を選べばOK。

Braveウォレットの注意点

リカバリーフレーズはオフラインで保管する

Braveウォレットを作るとき、12語のリカバリーフレーズをメモしましたよね？

このリカバリーフレーズが流出すると、ウォレット内の資産をすべて盗まれてしまう可能性があります。

そのため、リカバリーフレーズは厳重な管理が必要。

必ずオフラインで紙に書いて保管し、クラウド上には残さないようにしましょう。

>>> NFT詐欺・ハッキング対策11選を見てみる

送金は少額からテストする

メタマスクを使い慣れた人には常識ですが、あらためて。

仮想通貨やNFTの送信には、42ケタのウォレットアドレスが使われます。

このアドレスの1文字でも間違えると、送ったお金やNFTは永遠に失われることに…。

送金や受け取りをするときは、必ず少額でテストしてからにしましょう。

Braveウォレットに稼いだBATは送れない

BraveブラウザにはBrave Rewardsという機能があり、広告を見ることで仮想通貨BATがもらえます。

>>> 【稼ぐコツあり】BraveブラウザでのBATの貯め方

なんとなく「仮想通貨ならBraveウォレットでもらえそうだな」と思ってしまいますが、残念ながら未対応です。

Brave Rewardsで稼いだBATを受け取れるのは、今のところbitFlyerのみとなっています。

>>> 【稼ぐコツあり】BraveブラウザでのBATの貯め方を見てみる

Braveウォレットに関するよくある質問

Braveウォレットは安全なの？

Braveウォレットは、初のブラウザ内蔵型ウォレットです。

拡張機能を利用したウォレットと比べて、偽アプリやフィッシング・盗難などの攻撃を防ぎやすく、安全性は高いといえます。

PCとスマホのウォレットは同期できるの？

Braveブラウザには同期機能がありますが、残念ながらウォレットは同期できません。

そのため、PCとスマホそれぞれでウォレットを作成し、メタマスクをインポートする必要があるので注意しましょう。

>>> Braveの同期のやり方を見てみる

メタマスクにあるNFTはウォレットで表示されるの？

NFTの表示機能はBraveウォレットのみで、メタマスクをインポートしても適用されません。

NFTを表示させたいときは、拡張機能からメタマスクを使いましょう。

>>> スマホでメタマスクにNFTを表示させるやり方を見てみる

まとめ：Braveウォレットでメタマスクを使おう！

このページでは、Braveウォレットにメタマスクをインポートするやり方や使い方を解説しました。

メタマスクのインポートは、PC・スマホともに次の3ステップです。

メタマスクを使い慣れた人にとって、Braveウォレットでそのままメタマスクが使えるのは助かりますよね。

連携も簡単なので、ぜひ設定してみてください。

また、Braveブラウザを使うなら、仮想通貨BATを貯める設定も忘れずにしておきましょう！