
NFTのガス代って何なの?相場はどれくらい?

ガス代を安くするコツや確認方法まで、くわしく解説するね!
NFTの取引で発生するガス代は、避けては通れないもの。
なんとなく取引していると、知らない間に大損しているかもしれません!

実際に私も、格安ミントのNFTよりガス代のほうが高かったことがあります…泣
そこで今回は、以下の内容について解説しています。
- ガス代の相場【実例で解説】
- ガス代の相場を確認する方法3つ
- ガス代を安くする方法4つ
- よくある質問
この記事を読めばガス代の相場や節約方法がわかり、ガス代で大損する可能性を減らせますよ!
>>> NFTの始め方を見てみる
【NFTガス代相場】ガス代=手数料のこと

NFTのガス代とは、取引時に発生する手数料のことです。
この手数料は、ブロックチェーンを管理する人たちに支払われます。
イーサリアムとポリゴンの違い
OpenSeaで出品されているNFTの多くは、以下のいずれかのチェーンを利用しています。
それぞれの特徴は以下のとおり。
チェーン名 | 特徴 |
---|---|
イーサリアムチェーン | 有名なNFTが多い ガス代が高い |
ポリゴンチェーン | 出品数が少ない ガス代が安い |
日本で話題になるNFTのほとんどは、イーサリアムチェーンで売買されているのが現状です。
そのため、基本的にはイーサリアムチェーンのNFTを利用することになるでしょう。



イーサリアムは、ポリゴンチェーンと比べるとガス代は高くなると覚えておこう!
ガス代はタイミングによって価格が変わる
ガス代は消費税のように一定でかかるものではなく、曜日・時間帯やタイミングによって価格が変わります。

かんたんに言えば、取引量が多いときほどガス代も高くなります。
日本だと土日の夜などNFTを発売するプロジェクトが多く重なったとき、ガス代が高騰しやすい傾向ですね。

だからこそ、ガス代の相場や確認方法を知っておくことが大事なんだね◎
NFTのガス代の相場は?実例で解説

それではさっそく、NFTのガス代の相場について見ていきましょう。

私がこれまでに行った、実際の取引を元にしてるよ!
ポリゴンチェーンを使うのはSBTやフリーミントが多く、0円〜2円ほどしかガス代がかかりません。
そのため、今回はイーサリアムチェーンの実例を紹介しています。
NFTを購入する側
固定価格で購入する | 642円 |
オファーやオークションをキャンセルする | 365円 |
ETHをWETHに交換する | 420円 |
ETHをPolygonにブリッジする | 408円 |

2023年1月の平日昼間のデータだよ!

平均すると400円〜600円台って感じかな?
NFTを出品する側
出品をキャンセルする | 375円 |
NFTを送る | 394円 |
オファーを受ける | 390円 |

出品側でかかるガス代も、だいたい400円前後だったね〜
その他
NFTを送るについては、購入用ウォレットから保管用ウォレットへNFTを移すときにも発生するので、身近な作業かもしれませんね。

1点あたり400円前後かかるとすると、数が多いとけっこう大変かも…

NFTを買うときに別のウォレットに送る方法は、NFTの送り方・受け取り方の記事で解説してるよ!
NFTが増えてきたら、詐欺対策のために購入用と保管用でウォレットは必ず分けましょう!
>>> 複数ウォレットの作り方を見てみる
NFTのガス代の相場を確認する方法3つ

ここまで、私の実例をもとにガス代の相場を見てきました。
しかし、実際に自分がNFTの取引をしたいとき、どうやって相場を確認したらいいの?と思いますよね。
そこで今度は、NFTのガス代の相場を確認する方法を3つ紹介します。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
①Ethreum Gas Price Chart | 並べ替えがかんたん |
②Ethereum Gas Charts | パッと見でわかりやすい |
③ETH GAS STATION | 取引速度ごとに比較できる |

自分が使いやすいサイトを見つけてみよう!
前提:ガス代の見方を知ろう
まず前提として、ガス代の見方を知っておきましょう。
ガス代の単位にはGwei(ギガウェイ)が使われます。

ここでは難しい説明ははぶくけど、Gweiの数値が高い=ガス代が高いと思ってね!
2023年時点での、Gweiの目安は以下のとおり。
Gweiの数値 | 目安 |
---|---|
10~30 | 安い |
30~60 | 標準 |
100~ | 高い |

私の体感なので、絶対にこの範囲!というわけではないよ💡
だいたいの数値を覚えると、慣れたらすぐに「安い」「高い」がわかるようになりますよ!
なお、市況によってこの数値の目安も変わります。
例として、2021年はNFTが盛り上がっていてガス代は全体的に高めでした。


これに対し2022年は市場が落ち着いてきたため、ガス代は2021年の1/10以下になっています。
①:Ethreum Gas Price Chart

ガス代の範囲を、24時間・7日・30日と直感的に切り替えて見られるサイトです。
ガス代が高いときは、線が大きく上に伸びています。
画像の場合で言うと、午前11時半に瞬間的に高くなっていることがわかりますね。

平常時が13〜15Gwei、やや高いときで40〜50Gweiぐらいだったよ!
>>> Ethreum Gas Price Chartを見てみる
②:Ethereum Gas Charts

1週間単位で表示されるため、ガス代が高くなる時間帯を探しやすいサイトです。

サイト下のほうにあるグラフでは、24時間の中で色が濃いほどガス代が高くなっているため、視覚的に判断しやすいですね。

画像だと、平日のお昼すぎ〜夜まではガス代が安いことがわかるね〜
>>> Ethereum Gas Chartsを見てみる
③:ETH GAS STATION

取引速度を【低・標準・速】にしたとき、それぞれガス代がいくらぐらいかがわかるサイトです。
赤枠で囲んだ「Gas Price」の部分の数字を見ましょう。

画像の場合、標準(STANDARD)で14Gwei、速(FAST)にすると53Gweiかかることがわかるね!
【低・標準・速】とは、NFTの購入時にメタマスクで見たときの、この部分にあたります。

>>> ETH GAS STATIONを見てみる
おまけ:メタマスクで見る
NFTを買うときは、必ずメタマスクをひらきますよね。
そのついでに、メタマスクからリアルタイムのガス代を確認する方法も紹介します。
パターン1
確実なガス代を知りたいなら、購入画面まで進み、メタマスクで確認してもOK。
「今ってガス代高いのかな?安いのかな?」と迷った場合は【市場】を押し、下のほうにあるネットワークステータスを確認してみましょう。

「確認」を押すと購入確定になっちゃうから押さないようにね!


画像では基本手数料が15Gweiで【安定】となっており、比較的安く買えるタイミングだとわかります。

購入を確定さえしなければ何度でも確認できるから、タイミングを変えながら試してみよう◎
パターン2
こちらはパソコン限定のやり方です。
ブラウザからメタマスクにログインし、画像の場所から【Portfolio site】をクリックしましょう。

メタマスクと連携する画面になるので、OpenSeaを使うときと同じように接続してください。
すると、仮想通貨やNFTが一覧で見られるポートフォリオサイトがひらきます。

画面右上の、ガソリンスタンドのようなマークをクリックしよう◎

ここでリアルタイムのガス代がチェックできます。

画像の場合、基本が12Gwei+速度に応じた上乗せ数があるって感じかな♥

>>> メタマスクのポートフォリオのくわしい使い方を見てみる
以上が、ガス代の相場を確認する方法3つ+おまけでした。
【NFTガス代相場】ガス代を安くする方法4つ

ガス代を確認する方法がわかったところで、今度はガス代を安くする方法について見ていきましょう。
以下4つを深堀りしますね。
- 安くなるタイミングを待つ
- 取引の処理スピードを遅くする
- 購入する時間帯や曜日を変える
- イーサが安いときに買う
①:安くなるタイミングを待つ
まずは、購入のタイミングで2〜3分待ち、安くなるタイミングを狙う方法です。
ガス代はおよそ10〜30秒おきに変動するため、瞬間的に高くなったり、安くなったりします。


2〜3分では、数千円単位のような大きな差にはなりませんが、
- 数十円でもいいから安くしたい
- どうしても今すぐ買いたい
というときにはおすすめです。
②:取引の処理スピードを遅くする
続いて、メタマスク上で取引スピードを遅くする方法です。
NFTの購入画面で【市場】を押すと、画像のようにガス代の編集画面が出てきます。


【低・市場・積極的】と並んでいるうち【低】を選ぶことで、ガス代を少し安くできます。
ただし、低にする=処理速度が遅くなるため、購入ボタンを押してから買えるまでの待ち時間が少し長くなる点に注意しましょう。
人気プロジェクトのミント日などで混み合っている場合、【低】にすると失敗してガス代だけとられてしまうこともあります。
使うのはあくまで平日の昼〜夕方など、平常時のみがおすすめです。
③:購入する時間帯や曜日を変える
ここまでの方法を試しても、全然安くならない!!という場合は、そもそも市場が混み合っている可能性があります。
その場合、時間帯や日にち自体を変えるのが有効です。

ミント時間が決まっている場合には使えないから注意してね。
さきほど紹介した、ガス代を確認できるサイトを見ながら、安いタイミングを狙って購入しましょう!
④:ETHが安いときに買う
最後は、ETHが安いときに買う方法です。
NFTを買うときに使う仮想通貨・ETH(イーサ)は、価格が日々変動しています。
2023年1月現在、1ETH=21万円前後ですが、ほんの1ヶ月前までは16万円ほどでした。

つまり、同じガス代を払う場合でもETHが安いときに買えていれば実質的には安くなるんだよ◎
あらかじめ取引所に口座を持っていれば、ETHが安いうちに仕込んでおくことも可能。
というか、賢い投資家はみんなそうしていますね。

ETHが安く買えるGMOコインの口座は、持っておいて損はないよ!
【NFTガス代相場】よくある質問

まとめ:NFTガス代相場を知って損をしないようにしよう

この記事では、NFTでかかるガス代の相場や確認方法、安くする方法をご紹介しました。
- ガス代はタイミングによって変動する
- イーサリアムとポリゴンでもガス代は異なる
- 相場は専用サイトでチェック可能
- ガス代を安くする方法を覚えよう
あらためて、NFTでかかるガス代の相場一覧を載せておきますね。
NFTを購入する側
固定価格で購入する | 642円 |
オファーやオークションをキャンセルする | 365円 |
ETHをWETHに交換する | 420円 |
ETHをPolygonにブリッジする | 408円 |
NFTを出品する側
出品をキャンセルする | 375円 |
NFTを送る | 394円 |
オファーを受ける | 390円 |
NFT取引をするときの参考にしてみてください!
>>> NFTの始め方を見てみる







>>> OpenSeaで買えるおすすめの日本のNFTアートまとめ

